Q1 APM-750とAPC-750の違いはなんですか? |
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主な違いは以下の通りです。
その他、PCI・コンフィグレーションヘッダのプロダクトIDが異なります。 |
Q2 どんなコンセプトの製品ですか? |
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複数のボードをメタルケーブルで接続し、通信する為のボードです。ソフトウェアから見れば、PCIバス上に共有メモリが2MByteアサインされているように見えます。その共有メモリを介してお互いが通信します。全ノードでデータを共有できますので、処理の分散化/共有化等に威力を発揮します。 |
Q4 各ノードのアドレスはPnPですか? |
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いいえ。各ノードはジャンパスイッチで自己のIDを固定指定します。同一ループ内に同じIDを指定することは出来ません。またマスタ・ノードが1つ存在する必要があります。マスタ・ノードはループ上を流れるパケットの管理ノードで、マスタ・ノードもジャンパで固定指定します。 |
Q5 通信の為の特別なプロトコル・スタックは必要ですか? |
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いいえ。プロトコルは全てH/Wで行いますのでS/Wで制御を行う必要はありません。S/Wは共有メモリをR/Wするだけで通信が可能です。データを他ノードに送信する場合は共有メモリに書き込むだけで、接続されている全ノードはそのデータを参照する事が可能です。 |
Q6 データ通信(共有)以外の機能はありますか? |
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ID=0~31のノードでは任意のノードに対して割り込みを発生させる事が可能です。従ってデータの準備が出来た時点や変更を行った時点で一斉通知や個別通知が可能になります。また、エラーが発生した時点での割り込み通知や、共有メモリの排他同期をとるセマフォ機能があります。 |
Q7 セフォマ機能とはどのような使い方をするものですか? |
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共有メモリの「あるエリア」を複数のノードで同時に更新/参照するようなアプリケーションを作成する場合に、他ノードとの同期を簡単に行う為のH/W機能です。 |
Q9 接続されるノード数によって速度は変わりますか? |
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はい。各ノードを通過する際のオーバーヘッドがあります。データを送出したノードのすぐ隣のノードと一番遠いノードとではデータの到着時間が異なります。ノードを通過する際のオーバーヘッドは約1μsです。またケーブル長によっても遅延が発生します。1m当たり約6nsで計算されます。 |
Q10 データの遅延時間を計算できますか? |
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はい。通信プロトコルは独自のトークン方式を採用しており、各ノードはトークンが自ノードに来た時点でデータを送出します。送信を行う場合のベストケースはトークンが自ノード上にある場合、ワーストケースはトークンが過ぎた時点で送信する場合です。以下に例を示します。 【ノード数=4、ID 0からID 3へ送信する場合(ノード間3m想定) 】
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Q12 ITRONや他OSでも使用できますか? |
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もちろん可能です。標準ドライバーは用意しておりませんが、実際にはメモリアクセスの概念ですので特別なS/Wは不要です。アプリケーションから直接R/Wする事も可能です。MMUを使用している場合や割り込みを使用する場合はOSによってはドライバーをお客さまで用意する必要があります。 |
Q13 その他、注意する点はありますか? |
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例えばx86システムとPowerPCシステムで通信をする場合は、「エンディアン」が異なりますので注意が必要です。通信するデータの特性によっては相手のエンディアンに合わせる必要があります。 |