68060 MPU モジュール
AVME-148に関するQ&A
Q1 AVME-148のH/W仕様を簡単に教えてください。
|
 |
1) MPUはMC68040/25MHzを搭載
2) システムメモリ容量 32Mbyte
3) フラッシュメモリICソケット×1を実装(Flash Memory512KByte)
4) 拡張フラッシュメモリ 4MByte
5) バッテリバックアップ可能なSRAM(512KByte)
6) バッテリバックアップ可能なRTC
7) シリアルポート4チャンネル(1チャンネルをシステムコンソールとして使用)
8) IDE I/F ×1(マスタ/スレーブ 2台接続可能)
9) CF I/F ×1
10) FD I/F ×1
11) EthernetI/F ×1 (オートネゴシエーション対応10Base/100Baseでの通信可能)
12) ウォッチドックタイマ(タイムアウト500ms/1Secから選択可能)。
|
Q2 サポートするOS、及びバージョンは? |
 |
Radisys/ OS-9/Ver3.0.2
Radisys/ OS-9/Ver2.4
Windriver/ VxWorksのサポート状況については、sales@avaldata.co.jpまで
お問い合わせください。
|
Q3 OS-9の出荷ディスクには何が含まれますか?また出荷媒体は何になりますか?
|
 |
出荷ディスクは、CF(コンパクトフラッシュ)での提供になります。
OS-9カーネル、オンボードデバイスのデバイスドライバを始めとしたシステムモジュール類、その他、設定ファイルのソース等が含まれます。
また、従来オプション扱いになっていた以下のパッケージ類を全て同梱している為、インストール作業を行う事なく即座にソフトウェアの開発が可能です。
PCF(PCファイルマネージャ)
ISP(インターネットプロトコル・サポートパッケージ) Ver2.1
Ultra-Cコンパイラ Ver1.3
|
Q4 既存システムでOS-9/Ver2.4を使用しておりましたが、AVME-148ではVer3.0.2を採用する予定でおります。この場合、アプリケーションの変更が必要になりますか?
|
 |
OS-9/Ver3.0.2システムでは、OS-9/Ver2.4用のトラップハンドラモジュールを標準で組み込んでいる為、OS-9/Ver2.4+MicrowareC環境でコンパイルされたオブジェクトを
そのまま実行する事が可能です。
AVME-148では、コンパイラとしてUltra-Cのみのサポートになる為、アプリケーションの再コンパイルを行う場合には、Ultra-Cを使用頂く必要があります。
|
Q5 ブートシステムのサポート形態を教えてください。
|
 |
弊社オリジナルのブートコードをAVME-148(512KByteフラッシュメモリ)に実装して提供致します。
以下に示す媒体からの起動が可能です。また、設定変更により起動優先順位を変更する事が可能です。
ROM化OS-9
ROMディスク
FD
IDE(2.5インチ/3.5インチHDDを選択可能)
CF(コンパクトフラッシュ)
|
Q6 他社製VME CPUボードからAVME-148へ置き換えするにあたり、H/W的な制限事項はありますか?
|
 |
AVME-148は、VME P2コネクタのA列、C列にIDE I/F、FD I/Fを出力しております。
その為、VME(J2)バックプレーンはA/C列フリー仕様のものを使用する必要があります。
また、IDE/FDDを使用する場合には、IDE/FDD変換モジュール『AVME-975A』が必要になります。
|
Q7 IDEドライブ、CF、FDDの推奨品(動作確認済みのもの)を教えてください。
|
 |
|
推奨品 |
2.5インチ
IDEドライブ |
富士通MHT2030AT OS-9の仕様上4GByteまでの使用となります。
4GByte以上の容量を持つドライブを接続した場合には、OS-9ドライバ上処理により4Gbyteのディスクとして認識します。
(4Gbyteを超えるセクタへのアクセスは行なえません) |
CF
(コンパクトフラッシュ) |
ハギワラシスコム社製 CFI-128MDG |
FDD
(フロッピーディスクドライブ) |
TEAC社製 FD-235-GF/FD235-HG
1.44MByteDOSフォーマットをご利用の場合には、FD-235-HG(2モード対応品)を使用する必要があります。 |
|
Q8 他社製品のVME I/F I/Oボードを用いていますが、そのまま使用可能でしょうか。
|
 |
OS-9用のデバイスドライバがサポートされているものであれば基本的にはそのまま使用する事が可能です。
VME空間上のベースアドレス設定及び割り込み設定等、デバイスディスクリプタの変更等が必要になる場合が御座います。
|
Q9 クロス開発環境をサポートしていますか?
|
 |
AVME-148/OS-9はセルフ開発のみとなります。
アプリケーションのコンパイル、及びOS-9システムの設定変更/カスタマイズ等は全てターゲットシステム上で行う必要があります。
|
Q10 ソフトウェアをデバッグするツールは用意されていますか。
|
 |
弊社より供給のブートROMでは、アセンブラレベルでデバッグを行う事が可能なROMモニタを搭載しております。
スーパバイザステートで動作するソフトウェア(デバイスドライバ等)のデバッグを行う場合にはROMモニタを使用する事が可能です。
アプリケーションのデバッグについては、Ultra-Cでサポートしているソースレベルデバッガ(srcdbg)を使用する事が可能です。
|
Q11 製品マニュアルの入手方法
|
 |
以下のマニュアルをダウンロード可能です。
『68040 MPUモジュール AVME-148ユーザース・マニュアル』
『OS-9/68040 ラック・システム・マニュアル』
ダウンロードベージはこちら
その他、Radisys社発行のOS-9マニュアルセットご購入に関しては、sales@avaldata.co.jpまでお問い合わせください。
|