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3316シリーズのQ&A


『APC-3316』シリーズは、弊社画像入力ボードの上位機種に位置し、 搭載メモリが128MB, CameraLink Full configuration 対応の640MB/Sと 高速且つ大容量の画像入力が行えるボードです。 また、多様なOS対応と多様な入出力インターフェースを備えています。

※以下 APC-3316 /APC-3316A /APX-3316を総称して「APC-3316」と呼びます。

 

Q1 APC-3316の基本仕様を教えて下さい。

答え

主な仕様は以下の通りです。
※下記以外の仕様は同一です。

機種 形状 対応バス FIFO容量
APC-3316 PCI-X

PCI-X    133/100MHz 64Bit

128MB
APC-3316A PCI-X

PCI-X    133/100MHz 64Bit、Rohs対応

128MB
APX-3316 PCI-Express

PCI-Express x 4 , Rohs対応

128MB

Q2 どんなコンセプトの製品ですか?

答え

CameraLink Full configuration / Medium / Base に対応した、高速画像入力ボードです。
エリアセンサ・ラインセンサ共に対応しています。
又、各種用途に合わせてる事ができます。

  ・アドオンボードによる画像処理
  ・アドオンボードによる画像分配
  ・外部制御装置(ステージ・コンベア)からの画像入力制御
  ・大容量メモリ16GBへの画像入力
  ・64ビットOSへの対応
  ・多様なカメラ(エリアセンサ・ラインセンサ)への接続
  ・APC-3310CL/APC-3314に高い互換性

Q3 何台のカメラを接続可能できますか?

答え

1台まで接続可能です。
但し「カメラ拡張BOX AEB-3316」による、LVDSラインセンサカメラを最大8台接続可能です。

Q4 どのようなカメラに接続できますか?

答え

CameraLink規格対応の国内外の主要なエリアセンサ・ラインセンサカメラへ接続できます。
弊社HPよりカメラ接続リストが参照できます。
以下に一部を記載します

Adimec-4150 / Basler A404k / CIS VCC-F32U29CL / DALSA P2-42-06K40 (Piranha2)
DALSA P3-80-08K40 (Piranha3) / DALSA P3-80-12K40 (Piranha3)  / DALSA HS-40-08K40(Piranha)
DALSA HS-80-08K80 (Piranha) / JAI-Pulnix CV-L107 / JAI-Pulnix TM-4100CL
NED XCM8060 / TAKEX TL-7400RCL / TAKEX TLC-7500CL / Toshiba Teli CSL8000CL
Hitachi Kokusai Electric HV-22CL-SI / Hitachi Kokusai Electric KP-F500SCL
Hitachi Kokusai Electric KP-FD202SCL / Hitachi Kokusai Electric KP-F230SCL / Sony XCL-5000

Q5 カメラ設定はボードから行えますか?

答え

シリアル通信経由にてカメラ設定を行えます。
シリアル通信はボード上のシリアル通信回路を用いる場合と、
折り返しケーブル接続によるCOMポートの2つがございます。
カメラ設定用コマンドについては各社仕様により異なります。

Q6 複数ボードでの分散処理機能はありますか?

答え

PSM-3316-01(分配用アドインボード)を用いる事により、
複数ボードでの画像処理を分散処理することが可能です。

Q7 APC-3310CL / APC-3314 との違いは?

答え

主な違いは、画像入力できるCameraLink規格が異なります。
APC-3316のみFullConfiguration カメラへ対応しております。
又、上記2つのボードへI/O回路やライブラリインターフェースを準互換としております。

Q8 実際の画像入力の転送性能はどのくらいですか?

答え

最大約590MByte/s です。
上記転送性能は、一般的なXGA以上のカメラでの性能です。
※1ライン毎に画像転送するような特殊用途では転送性能が約100MB/s 程度になります。

Q9 外部装置(ステージ・コンベア等)から露光制御や画像入力ができますか?

答え

はい。以下に露光制御機能を記載します。

・パルス幅制御(CC1、CC2)

以下に外部装置からの画像入力機能を記載します。

・エンコーダ信号(A・AB相/CW・CCW)の一致カウントからの露光制御信号出力や画像入力開始 ・TTL信号からの露光制御信号出力や画像入力開始

Q10 どのような画像処理ができますか?

答え

以下の画像処理が行えます。

・複数タップでのピクセル位置補正(並び替え機能)
・カラーラインセンサ RGBラインディレイ補正機能

上記以外の、フィルタ・シェーディング補正・LUT・スケーリング・2値化・ランレングス等は
別途PSM-3316-03シリーズにて対応可能です。
詳しくは弊社営業にご相談ください

Q11 サポートするOSは何ですか?

答え

以下のOSになります。

・Windows XP(32/64ビット)
・Windows 2003 Server(32/64ビット)
・Windows Vista(32/64ビット)
・Linux Kernel Version2.6.9(32ビット/64ビット)
詳しくは弊社営業にご相談ください

Q12 32ビットと64ビットOSの違いはありますか?

答え

一部制限を除き違いありません。
一部OSとしての違いがあります。
一般的なWindows 32ビットOSでは、1アプリケーションで2GBまでのメモリが使用できます。
Windows 64ビットOSでは、市販されているパソコン・サーバーでは128GB程度まで使用できます。
弊社でのWindows64ビットOSでの最大メモリは16GBまで評価済みです。
詳しくは弊社営業にご相談ください

Q13 その他、注意する点はありますか?

答え

APC-3316 / APC-3316A / APX-3316 は共通ドライバ・SDKです。

・1パソコンで最大8枚まで装着可能 ※チップセット性能により画像入力帯域を調べる必要がございます
・シリアル通信や外部信号を用いる場合は、PCIスロットに追加拡張パネルを1枚装着する必要があります
・1ボードにて複数カメラ(Base 2カメラ等)は不可です
・Windows OSで1フレームの最大サイズは、32ビットOSで64MB未満・64ビットOSで32MB未満です

Q14 どのような画像入力アプリケーションが考えられますか?

答え

以下のアプリケーションが考えられます。

・高速スキャン・高分解能での基板・素材 ステージ撮像
・高速スキャン・高分解能でのガラス・鉄・TAB・ラベル コンベア撮像
・高速スキャン・TDIカメラを用いた低照度環境での撮像
・高速スキャン・露光制御Iカメラを用いた撮像
・高速度カメラでの撮像

詳細は「APC3310-14-16基本編アプリケーションノート(J2OM02008*).pdf」を参照してください。

Q15 推奨するパソコンはありますか?

答え

Webインストーラに評価済みパソコンリストがございます。
Webインストーラは弊社からのCD-ROMかHP(評価版ダウンロードページ)に御座います。
詳しくは弊社営業にご相談ください

Q16 画像入力できる最大メモリサイズは?

答え

評価済みサイズは、Windows 32ビットOSにて1.5GByte 、Windows 64 ビットOSにて16GByteとなります。
Linuxドライバについては弊社営業にご相談ください

Q17 割り込み処理にて、画像入力開始・完了がわかりますか?

答え

以下の割り込み処理機能があります。

・画像入力開始
・1フレームDMA転送完了
・DMA転送完了
・GPIN

Q18 開発用サンプルアプリケーションはありますか?

答え

ドライバ/ライブラリの他にSDKと呼ばれる、開発パッケージがございます。
こちらのパッケージには各種用途に合わせたサンプルアプリケーションをご用意しております。
SDKはAPC-3316を初回購入時にご購入していて頂きます。以下に主なサンプルのモデルを記載します。

・1画面入力モデル
・画像記録系モデル
・高速ワークモデル
・並列画像処理モデル
・CD検査モデル
・基板検査モデル
・連続ワークモデル
・無限長ワークモデル

LinuxドライバとSDKについては弊社営業にご相談ください