光通信ボード
GiGA CHANNEL Q&A


1. 導入前に

2. 製品の使用に関して

 

1. 導入前に

Q1 どのようなシリーズがありますか?

答え

通信速度ごとに多数用意しております。製品ごとの通信速度の一覧はこちらを参照ください。

Q2 どのようなPCに接続できますか?

答え

PCへの接続につきましてはこちらに記載した対応製品の「対応バス」項目をご参照ください。
また、新しいチップセットを搭載されたPCの場合は、一度ご評価いただくことをお勧めいたします。

Q3 PCではなく、独自の装置に組み込むことは可能ですか?

答え

可能です。FPGAによる制御が可能な装置組込型の製品を用意しております(AGMシリーズ)。
システムボードのデザインに関しては、ダウンロードページにありますアプリケーションノートを参照してください。

Q4 使用可能な光ケーブルの長さはどの程度ですか?

答え

光ケーブルの長さにつきましてはこちらに記載した対応製品の「伝送距離」項目をご参照ください。

Q5 製品に光ケーブルは付属しますか?

答え

光ケーブルは別売りとなっております。弊社推奨の光ケーブル及び価格につきましては営業窓口までご相談ください。

Q6 転送速度はどのくらい出ますか?

答え

こちらのページに転送速度の参考値を記載しております。
※転送速度はあくまで目安としてご覧ください。

Q7 ビットエラーレート(BER)はどれぐらいですか?

答え

SERDES・光モジュールの仕様によりBER=10ー12です。

Q8 1台のPCに複数枚接続して使用できますか?

答え

デバイスドライバでは1シリーズあたり最大4枚までの制御が可能です。また、通信速度の異なるシリーズを接続し、別々なリンクでの制御を行うようなことも出来ます。
複数接続する場合、PCI Expressのスロットごとにパフォーマンスが異なる場合がありますので、一度ご評価頂くことをお勧めします。

Q9 サポートされるOSは何がありますか?

答え

こちらのページからダウンロード可能な製品対応OS一覧表をご参照ください。 ※記載されていないOSバージョンに関しましては弊社営業までご相談ください。

Q10 製品購入後、すぐに動作評価を行える付属のソフトウェアはありますか?

答え

速度計測用のサンプルアプリケーションを開発用SDKに同梱しております。
ソースコード追記で付属しておりますので、プログラムの参考にすることができます。(CまたはC#)

Q11 SDKの制限事項

答え

電源管理であるスリープ(サスペンド)や休止状態(ハイバネーション)の状態では正常動作できません。
連続運転させるシステムではこれらの機能をOFFにしてください。

2. 製品の使用に関して

Q1 ノードの設定順序や初期化タイミングを教えてください。

答え

ノードの設定順序に決まりは御座いません。どの順番で設定してもリンクできます。ただし、ノードIDが重複している場合でも、マスターノードが存在していればリンクしてしまうことに注意してください。ノードIDの重複はソフトウェアから判断できず、正常な通信が行えません。
マスターノードの有無でリンク状態をコントロールできるため、マスターノードの設定は最後に行うことを推奨します。この場合、スレーブノードのアプリケーションはリンク状態を待機するだけですので、接続処理が容易になります。対するマスターノードはアプリケーション終了直前にマスターノード"以外"に設定してしまうことで、毎回同じ処理シーケンスにすることができます。

Q2 ERR LEDが赤色の点灯をする要因はなんですか?

答え

ERR LEDを赤色に点灯させる要因は以下となります。

(1)マスターノードが重複している。
(2)リンク状態が変化し未確立となった。
(3)ハードウェアによるリトライ処理がタイムアウト。
(4)CRCエラー・フレーミングエラーをPHYが検出した場合。

Q3 通信中にERR LEDが赤色の点灯をした場合の対処方法は?

答え

通信中にERR LEDを赤色に点灯する場合は、以下をご確認ください。
以下を確認しても再現するようでしたら光モジュールの劣化の可能性が考えられますので、弊社営業までお問合せください。
(1)基板の周囲温度がユーザーズマニュアルに記載されている動作保証温度を超えていないこと。
(2)光ケーブルやコネクタがしっかりと接続されていること。(カチッと音がなるまでしっかりと差してください)

Q4 共有メモリへのWrite/Readでパラメータエラーが返ります。何が原因ですか?

答え

関数の引数として渡す、アプリケーションのバッファポインタ値と転送サイズが原因の可能性がございます。
バッファポインタと転送サイズが、ユーザーズマニュアルに記載されている以下の条件を満たしていることをご確認ください。
・アライメント単位であること
・範囲内であること

Q5 xxxxxFinalize()を呼出し後もリンクが張られていますが正常ですか?

答え

はい。
xxxxxFinalize()は内部リソースを解放する処理を行っておりますが、ハードウェアの状態はそのまま維持します。アプリケーションを再開した場合はすぐさまリンク状態となります。

Q6 送信側から共有メモリへWrite中の領域を、受信側でReadすることはできますか?

答え

Write中の領域をReadすることは可能ですが、データの整合性がとれなくなります。
データ同期のためドアベルを使用し、送信側→受信側へ送信データのWrite完了を伝えてから受信側でReadしてください。

Q7 同一基板上の共有メモリへ複数スレッド/プロセスから書き込みと読み込みを同時に実行できますか?

答え

同一基板上の共有メモリへのアクセスは排他をしておりますので、片方の処理は待たされます。